行政書士試験と司法書士試験の合格率

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法律系の国家資格に興味を持ったり実際に受験したりしている人はともかく、それ以外の人達の中には、「行政書士と司法書士の区別がよくわからない」という人が、結構います。

両方とも法律関係の書類作成が主な仕事だし、名前もなんだか似ているし、無理もないかもしれません。

しかしこの2つの資格は、似ているけれども異なる仕事であり、また、国家試験の難易度もかなり違います。

ここでは、行政書士試験と司法書士試験の合格率を比較してみましょう。

  行政書士試験 司法書士試験
平成24年度 9.19% 3.48%
平成23年度 8.05% 3.42%
平成22年度 6.60% 3.51%
平成21年度 9.05% 3.43%

上の表から読み取れることは、行政書士試験の合格率が年度による変動が大きいのに対し、司法書士試験の合格率は、ほぼ一定であるということです。

この2つの試験は、合否の判定方法が異なり、それが合格率の変動に現れているのです。

司法書士試験の合否は、相対評価で決定されます。つまり、受験者全体の「上位〇%が合格」「上位〇人が合格」というような合否判定の仕方をします。

ですから、その年の試験問題が難しくて思った通りの点数を取れなくても、他の受験生も同様であれば、不合格とは限らないのです。(ただし、足切り制度はありますが)

その結果、他の受験生との争いになり、合格するには受験生の中で抜きん出た点数を取ることが必要になります。

それに対して、行政書士試験の合否は、基本的に絶対評価で決定されます。これは、「〇点以上が合格」という合否判定方法です。(しかし、こちらも足切り制度はありますし、合格点の多少の調整もあります。)

その結果、行政書士試験の合格率はその年度の試験の難易度に連動することになり、2%台の年もあれば9%台の年もあるという結果が出てくるのです。

ちなみに、行政書士試験と司法書士試験の難易度は、司法書士試験の方がかなり高いと思われます。この2つの試験は、民法などかぶる科目もありますが、設問の難易度が明らかに違います。行政書士資格を取ってから司法書士試験を受験する人も、結構多いのです。





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