行政書士合格率と試験地

7

行政書士試験は、北海道から沖縄まで、全国各地の会場で行われます。さて、行政書士試験の合格率と試験地とは、何か関係があるのでしょうか?

財団法人行政書士試験研究センターが、都道府県別の試験結果(全体からみた合格率)を公表しています。

これによると、一番合格率が高いのが東京都(10.70%)、次に京都府(10.35%)、更に愛知県(9.01%)と続きます。一番合格率が低いのは山形県(2.04%)になっています。

試験地 受験者数 合格者数 合格者全体から見た割合
東京都 14,882人 1,592人 10.70%
京都府 1,787人 185人 10.35%
愛知県 4,128人 372人 9.01%
奈良県 445人 40人 8.99%
岩手県 407人 17人 4.18%
山形県 343人 7人 2.04%

この結果を見ると、「学生が多い都道府県の合格率が高いということだろうか」とも思われます。大都市圏での合格率の高さは、人口比に占める若年者の割合に連動しているのかもしれません。学生に限らなくても、20歳代、30歳代の受験生の多さが、都道府県別合格率に反映されているとも考えられます。

しかし決して、「〇〇県の受験生に対する採点は甘い」ということではありません。念の為。

話が大きく逸れますが、一昔前の税理士試験などは、「受験場所を変えるためだけに住民票を移す人もいた」という話を聞いたことがあります。

何でも、「〇〇大学の試験会場は冷房設備があるけれど、△△大学の試験会場は冷房設備がないから」といったような理由だったとのことです。

現在は、(おそらく)どこの試験地でも暖冷房は完備されているでしょうから、そんなことをする必要もないと思われますが、それでもやっぱり、受験する教室が広いか狭いかなどの違いはあるでしょう。

「この教室、広すぎて落ち着かない」とか、「狭い部屋だと圧迫感がある」とか、更に、「一番前の席は、試験官に見られているような気がして嫌だ」とか、「一番後ろの席だと、後ろから覗かれているようで気が散って仕方がない」など、受験生によって色々と、事情も好みもあるでしょう。

ちなみに、行政書士試験の受験場所は、自分で選択できるシステムになっています。あらかじめ受験場所が公表されていて、受験票に希望の受験地を記入することができるのです。(ただし、一つの受験地に受験生が集中した場合は、先着順になっています。)

とはいえ、環境に対応することも実力のうちですから、どんな環境でも実力が発揮できるような順応力はあった方が良いですね。





Copyright(c) 2013 行政書士試験の合格率検証ルーム. All Rights Reserved.